脚本と小説の違い

2023年7月22日 2023年7月22日 YutakaHiranuma

YutakaHiranuma

放送作家と呼ばれる職業

皆さんは、「放送作家」と聞いてどんなお仕事をする職業を思い浮かべますか。バラエティの台本を作ったり、番組の構成を考える人。ドラマや映画の脚本家。リサーチや取材をしてニュース原稿を書く人。このようなことを思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。乱暴に言ってしまえば、そのどれもが正解なのです。

「放送作家」というお仕事は、主にテレビ番組の作家さん全般を指します。取材やリサーチをして、番組の構成を考えて台本や原稿を書く構成作家さん。ドラマや映画の脚本を書く脚本家さん。CMの絵コンテや構成を考え映像をディレクションして造り上げる映像作家さん。現在では、ネット配信局の番組構成を考えたり、YOUTUBEの台本を作る作家さんも含まれるかもしれません。そういった放送番組の台本（脚本や構成台本）を書く作家さんをひとまとめにして「放送作家」と呼ぶのです。そのことから、構成作家と脚本家を兼任する人も近年では珍しくなく、例えば、宮藤官九郎さんやバカリズムさん、鈴木おさむさん、マギーさんなど挙げれば切りがない素晴らしい才能を持った方々が活躍されています。ただ、「放送作家」さんとは一線を画す「作家」と呼ばれる職業は世の中には沢山あります。美術品や工芸品を作る職人さんのことを「作家」と呼ぶこともありますし、「音楽」を作る音楽家やアーティストさんのことを「音楽作家」なんて呼ぶことも。そしてもちろん、小説を書く方を「作家」さんと呼ぶのが、一般的にはしっくりくるのではないでしょうか。ここまで「放送作家」という職業について知ったところで、次は「小説」と「脚本」の違いについてみていきましょう。今回の記事では、小説と脚本の違いについて知ることができて、実際に作品を書くにあたってどのようなことに注意を向けるべきかという気付きに繋がりますので、脚本家や小説家、ジャンルは違えど、「作家」を目指されている方は特に最後までご覧いただけましたら幸いです。